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本当にそこにいるような遠隔出社を可能にするロボット、分身ロボット”OriHimeBiz”リリース。

株式会社オリィ研究所(本社:東京都三鷹市、代表取締役CEO:吉藤健太朗)は9月1日に、”存在感を伝達する”分身ロボットOriHimeをビジネスシーンでの利用に特化させたOriHimeBizをリリースした。

OriHimeBizは今年7月より一部の企業で先行的に利用され、遠隔出社や遠隔コミュニケーションの新しい可能性を切り拓いている。

開発元であるオリィ研究所でも、盛岡に住む自宅療養中の肢体不自由の社員がOriHimeBizを使って遠隔出勤をしたり、出張中の社員がOriHimeBizで遠隔出社しチーム間でのコミュニケーションをとったりなど、日常業務の中で活用している。

OriHimeとは、スマートフォンから(年内にPCも対応)インターネット経由で、直感的に動かすことができ、視覚・聴覚を有し、音声を発して相手と会話ができる、利用者の分身となる小型ロボットだ。

開発当初は入院患者が家や学校に設置されたOriHimeを遠隔操作して家族、友達と団欒を楽しんだり、ALSなどの難病患者が第二の体として利用したりなどの用途が多かったが、近頃、患者のみならず在宅ワークのツールとして、また出張中の出社ツールとして、ビジネスシーンで利用されることも多くなってきた。

それを受け、オリィ研究所はビジネスシーンでの利用で要望の多かった「スケジューリング機能」「一時ミュート機能」や「一時離席機能」などを搭載し、スマートフォンアプリ”OriHimeBiz”をとしてリリースした。操作状態を維持しながらアプリを閉じ、別のアプリ操作を行うことが可能になっている。

 

先行提供中の企業では下記のように活用されている。

・東日本電信電話株式会社(NTT東日本)

子育て中の母親が、自宅から会社にあるOriHimeを操作してチーム業務に携わる等、社員を対象とした在宅ワークのトライアルに活用されている。

・株式会社スマートライフ

複数台のOriHimeを各支社に設置し、社長が次々にOriHimeの操作を切り替え、移動時間なしに多くのミーティングに参加したり、定例会にて社員がOriHimeで参加したりするなどの活用をしている。

・株式会社リパネス

海外子会社の社長が、東京本社にある自分のデスクにOriHimeを置くことで、本社の様子を把握し、社員とのコミュニケーションを密にしている。

 

他にも、受付や営業同行にOriHimeを利用したいという引き合いも多くあります。

これまでのビデオ会議などのテレワークツールは、会議や重要な相談など明確な目的のあるコミュニケーションには向いていたが、雑談などによるチームの人間関係構築の不便性、常にいないことによる意識のズレや情報の欠落、モチベーション維持の困難性などの課題があり、チームワークが重要な業務には向かないという欠点があった。また、在宅中の社員の姿や背景に自室内の様子が映るなどプライバシー上の必要であったほか、子どもの声など背後の環境音が入ってしまうことなども課題とされていた。

OriHimeは、周囲の人から操作者の姿は見えないが、声と動きにより両者に”映像以上に、まるでその人がその場にいる”ような存在感を伝えるコミュニケーションが可能であり、より自然に業務を遂行することができる。また、発話時のみマイクをONにすることで常時接続への心理的ハードルを下げ、より働きやすい環境も提供する。

今後は、在宅ワークや本社・支社間コミュニケーションの用途はもちろん、地方の観光案内所など人手の足りない窓口での業務などにも利用を拡大させる。

同時に、様々な企業と提携し、必要な時に必要な人材が遠隔地でのサービス提供をできるシステムも作っていく方針だ。

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(文:OriHimeパイロット 番田雄太)