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分身ロボットOriHimeと分身ロボットカフェDAWN ver. βが人の新たな働き方のモデルを提示

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株式会社オリィ研究所が分身ロボットカフェDAWN ver. βが常設化するまでに取り組んだ一連の実証実験の成果が論文誌トランザクション デジタルプラクティス(情報処理学会)に掲載されました。本論文では、分身ロボットOriHimeとそれを活用した分身ロボットカフェが身体的な制約を持つ人々に社会に参加する機会を提供し、人とロボットの新たな働き方のモデルとなることを示しています。本論文は東京大学、神奈川工科大学の研究者と共同で発表されています。

■本論文の概要:

オリィ研究所が運営する分身ロボットカフェ DAWN ver.βは、外出が難しい人々が分身ロボットOriHimeやOriHime-Dを遠隔操作して、カフェでサービスを提供するという実験カフェです。本カフェは2018年から複数回の期間限定店を経て2021年に常設店としてオープンしています。本論文では、常設化に至るまでの2018年から2020年にかけて実施された4回の期間限定実験店(於:日本財団ビル、Lab Future、WIRED SHIBUYA、WIRED TOKYO1999)における検討を報告しています。結果として、分身ロボットOriHimeとそれを活用した分身ロボットカフェが身体的な制約を持つ人々に社会に参加する機会を提供し、人とロボットの新たな働き方のモデルとなることを示しています。

論文情報:武内 一晃,畑田 裕二,山崎 洋一,吉藤 健太朗(2024)分身ロボット「OriHime」を用いた外出困難者の遠隔接客に関する実証実験.情報処理学会論文誌デジタルプラクティス(TDP),Vol.5(2),pp.10 – 19.

論文URL:http://id.nii.ac.jp/1001/00233621/

WEB公開版URL:https://www.ipsj.or.jp/dp/contents/publication/58/TR0502-02.html

■論文誌トランザクション デジタルプラクティスについて

デジタルプラクティスは、社会的に有用な知見につながる実践的な研究、取り組みに焦点を当てた学術雑誌です。本論文は特集号「人とロボットが共存し協調して働く社会のプラクティス」の特集号投稿論文として掲載されました。

分身ロボットOriHime:https://orihime.orylab.com/

分身ロボットカフェ DAWN Ver.β: https://dawn2021.orylab.com/

※『OriHime』『分身ロボットカフェ』は株式会社オリィ研究所の登録商標です。